サッカー · ファクトチェック
サッカーのファクトチェック:検証したルールと数値
最終確認:2026年9月6日
ここに挙げるのは、Insportaがテストの作成とレビューの過程で一次資料と照合したサッカーの事実です。照合先は主にIFABの競技規則で、ゴールキーパーの技術については指導者向けの資料も用いています。各事実には状況(何年何月何日から施行、変更なし、異論あり、訂正済み)と、照合した出典を記しています。ルールが改められた場合は、旧ルールと新ルールの両方を示しています。旧ルールのほうを覚えている読者が今も多いためです。最終確認日:2026年9月6日。これらの事実を土台とするテストについては、Insportaのサッカーで説明しています。
競技規則
| 事実 |
状況 |
出典 |
| ゴールキーパーが手でボールをコントロールできるのは8秒までです。違反した場合は相手チームのコーナーキックとなり、主審は最後の5秒を手を挙げてカウントします。 |
2025年7月1日から施行。間接フリーキックで罰せられた旧来の6秒ルールは廃止されました。 |
IFAB競技規則2025/26、第12条2項 |
| ペナルティーエリアはゴールラインから**16.5m(18ヤード)**の範囲です。それより前に出たゴールキーパーはエリアの外にいるため、ボールを手で扱うことはできません。 |
変更なし |
IFAB競技規則第1条 |
| ペナルティーマークはゴールラインから**11m(12ヤード)**の位置にあります。 |
変更なし |
IFAB競技規則第1条 |
| ペナルティーエリアの外でのファウルによる決定的な得点の機会の阻止は退場です。ボールをプレーしようとした正当な試みであれば警告に軽減されるという規定は、ペナルティーエリアの内側で起き、ペナルティーキックで罰せられる反則にのみ適用されます。 |
変更なし |
IFAB競技規則第12条 |
| 自分のペナルティーエリアの外では、ゴールキーパーもほかの競技者と同じ扱いです。そこで手を使えば直接フリーキックとなり、決定的な得点の機会の阻止には上記の罰則が適用されます。 |
変更なし |
IFAB競技規則第12条 |
| PK戦(ペナルティーマークからのキック)の前に交代要員のゴールキーパーを出場させられるのは、チームに交代枠が残っている場合に限られます。 |
変更なし |
IFAB競技規則第10条3項 |
| サッカーのフィールドに**「6ヤードのアーク」は存在しません**。ゴール付近のマークは、ゴールエリア(6ヤードボックス)と、ペナルティーエリアの縁にあるペナルティーアークです。 |
変更なし |
IFAB競技規則第1条 |
| ゴールキーパーを交代できる回数、ゴールキーパーがボールに触れられる回数、コーナーキックの際に守備側が配置できるディフェンダーの人数を制限する条文はありません。 |
変更なし |
IFAB競技規則第3条および第12条 |
ゴールキーパーの指導
| 事実 |
状況 |
出典 |
| 足元へのシュートに対して体を広げて止めるブロックやスプレッドセーブは、数mのごく近い距離で用いるものです。ペナルティーマークほどの距離では、ダイビングで対応するよう指導されます。 |
指導書の定説 |
England Football Learning, saving actions |
| ボールへの競り合いに敗れたゴールキーパーが戻るべきリカバリーラインは、ボールとゴール中央を結ぶ線です。ニアポストへのラインは戻る守備者のための原則で、ゴールキーパーのものではありません。両者はよく混同されます。 |
定説 |
Soccer Coach Weekly, recovering |
| ゴールキーパーは到達できるボールには飛び出して処理し、到達できないボール、つまりファーポストの届かない位置へのボールに対してはポジションを保ちます。ゴールキーパーの前方は飛び出して処理する範囲であり、ポジションを保つ範囲ではありません。 |
定説 |
Top Goalkeeping, catching crosses and corners |
| 濡れてボールが滑るピッチでは、飛び出す回数を減らすのではなく、キャッチせずにパンチングやパリーで弾くよう助言されます。 |
定説 |
Saviour GK, parry or punch |
歴史
| 事実 |
状況 |
出典 |
| 2014年ワールドカップ準々決勝のオランダ対コスタリカ戦で、ルイ・ファン・ハール監督は3人目で最後の交代枠を使い、PK戦に向けてティム・クルルを投入しました。そのためオランダは、準決勝のアルゼンチン戦で交代枠が残っていませんでした。この交代に反対する定番の論拠は、ロッカールームに与えるメッセージではなく、この代償のほうです。 |
検証済み |
FIFA「Subbing goalkeepers at a shoot-out」 |
これらの事実の使い方
上記の事実はいずれも、問題がその事実に依拠していたために確認したもので、問題の作成中か、レビュー担当者から指摘を受けたときに照合しました。事実が追加されるのは、問題が単に審査を通ったときではなく、レビューで誤りが訂正されたときです。そのため、この一覧は訂正とともに増えていきます。手順についてはInsportaのテストの作り方で説明しています。
よくある質問
- 2025年現在、ゴールキーパーはボールを何秒まで保持できますか。
- 2025年7月1日から8秒です(IFAB競技規則第12条2項)。主審は最後の5秒を手を挙げてカウントし、違反した場合は相手チームのコーナーキックになります。それ以前は6秒で、罰則は間接フリーキックでした。
- ペナルティーマークはゴールラインから何m離れていますか。
- 11m(12ヤード)です。ペナルティーエリアはゴールラインから16.5m(18ヤード)の範囲です(IFAB競技規則第1条)。
- 決定的な得点の機会の阻止は必ずレッドカードになりますか。
- ペナルティーエリアの外では、そのとおりです。エリア内では、ボールをプレーしようとした正当な試みによるファウルでペナルティーキックが与えられた場合、罰則は警告に軽減されます(IFAB競技規則第12条)。
- PK戦のために交代要員のゴールキーパーを出場させることはできますか。
- チームに交代枠が残っている場合に限られます(IFAB競技規則第10条3項)。2014年ワールドカップのコスタリカ戦で、オランダは最後の交代枠を使ってティム・クルルを投入したため、準決勝では交代枠が残っていませんでした。